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<ふり返り>あの有名な騎馬像を製作!

「仙台駅に騎馬像が復活!!」

20年6月26日、そんなニュースが宮城県を駆け巡りました。



光栄なことに、この騎馬像を弊社で製作いたしました。

青葉山にある超有名な騎馬像。

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これです。



こうした難しい彫刻の場合は、社長の本領発揮となります。

騎馬像・工程 (39)

今回は山田も参戦です。
(一応某芸大を卒業しました。その話はまた今度…)

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膨大な資料とにらめっこしながら、地道に似せていきます。
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政宗公の顔は社長が触るたびに「超高齢のおじいちゃん」「彫りの深いイケメン外国人」など、日々と変化して試行錯誤の様子が見えました。

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↑これはふざけているわけではありません。

粘土がカチカチに固まらないように、作業していない部分は常に湿らせておかねばならないのです。

シーツのような布を濡らしたものを巻き付け、上からナイロン(ビニール?)で覆います。

この作業が地味に大変で、お昼休みや終業前には一人だと1時間近くかかっていました。


効率悪い…とめんどくさがりの私は無秩序だったナイロンを「政宗公の腰から上」「馬の顔」「胴体」「しっぽ」など、パーツごとに決めてしまおうと思い立ちました。

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分かりやすいようにマジックで顔を描いたり、ビニールの端っこがすぐに判別できるように縁にテープを貼ったり線を引いたりしました。

これで時間が半分近く短縮できました。


そして…完成!


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伊達政宗 (7)-2

お披露目後、インターネット上での仙台市民の方々の反応を見ると

「おかえりー!!」

「仙台駅に帰ってきた!」

など、政宗公がいかに市民に愛されているかが分かる、温かい声がたくさん見られました。

コロナ禍ですが、Go Toキャンペーンも各種実施されています。

仙台駅に降り立つ際には、ぜひ「牛たん通り、すし通り」にある騎馬像をご覧ください!